思い出の品を残すための3つのポイント

整理収納アドバイザーのスタッフ・モリです。
【訪問】片付け・整理収納サービスの事例を紹介します。

A様 会社経営
◆家族構成:A様(娘さん)、お母様
◆引越し前後の整理収納サービスを終え、1か月後のお部屋の見直し
 引越し前後の事例紹介はこちら

引越し作業後、すぐに年末年始。とてもお忙しい日々を過ごされているお客様の家に、再度お部屋を整えに行って参りました。

クローゼット、棚、テーブルなど一つ一つお客様と一緒に確認して整理していきます。

今回は主に床のすみっこに置かれた唯一手付かずの段ボールと積み重なったノートなどの紙類の分類を一緒にさせていただきました。

引越した時に出てきて、置き場所がまだ定まっていない荷物でした。
それらは長い年月が経過している『思い出』の品たちです。

手に取ると、お客様にとって思い出深い、かつての宝物たちがぞくぞくと出てきました。

思い出の品は恐らくもう使うことのないものばかり。
過去を思い出の品として置いておくとキリがない。という考えもある事は承知していますが、私は残したい物は残すべきとお客様に伝えています。

そんな思い出の品を残すための3つのポイントは

①誰にとっての思い出の品かを明確にする

よくあることなのですが、子供が小さい時に描いた絵や作った作品、描いた本人は要らないと言い、母は残したいので取っておきなさいと言う。
この場合、誰が描いたかではなく、誰が残しておきたいと考えているかが重要なので、この絵や作品は残したいと考える母の思い出BOXに入ります。
残したい品の所有者をはっきりさせることがポイントです。

②思い出BOXで管理する

思い出BOXとは、思い出の品を入れる箱のことです。大きさはお任せします。
ポイントは箱を2つに分けない事。思い出は無限大ですが、思い出の品を収納する箱は有限です。
今は手放したくない品も時間の経過と共に変わることもあります。理想は年に一回BOXの中身を確認して思い出の品を見直します。何を新しく入れて、何を手放すのか、または持ち続けるのか考えることが大事なのです。

③『思い出BOX』は家族の数だけ用意する

①で話した通り、思い出の品は所有者別に分けます。
なので家族の数だけ思い出BOXが必要ですし、家族が家を出る時、その思い出BOXを渡します。
私は自分が終のすみかに移る時、自分の思い出BOXを持って行くことを想像しながら中身を毎年精査しています。


人には必ず思い出という持ち物のカテゴリーがあります。

思い出の品はぜひ存在を忘れぬよう大切に思い出BOXで管理してみてください。

思い出BOXには入らない四つ切りの絵は、家族の人数分の四つ切り画用紙保管用の保管ファイルにて大切に保存しています。もちろんこちらも一年に一度見直します。