【魅せる収納】と【実用的な収納】の境界線

整理収納アドバイザーのスタッフ・モリです。
【訪問】片付け・整理収納サービスの事例を紹介します。

株式会社Excess Beauty代表であり、メイクアップ研究家の福井美余様宅の整理収納をさせていただきました。

美容家である福井様にとってメイク用品はお仕事道具であり、コレクションでもあります。
女性は仕事のあるなしに関わらず化粧をしますので、日用品としての側面もあります。

最初にご依頼いただいた時、お仕事で使うもの、コレクションとして保管しているもの、プライベートで使用するもの。全てが一緒に混ざった状態でした。

福井様のお話を伺い

①どこに何があるかすぐ分かるようにすること。
②(福井様の)お客様からメイク用品の収納方法を見せて欲しいという要望があること。
③これからもコレクション数は増えていくこと。
④福井様はメイク用品をとても大事にされていること。

上記4つを整理収納のポイントと位置づけました。

膨大な量のメイク用品を仕分けしている途中

最初の作業はまず、メイク用品を全て種類とブランドに分けるところから始まりました。
その数3000点以上。どこに何があるかすぐ分かるようにするために必要不可欠な作業です。

今回のご依頼でとにかく考え抜いたのは、どこまでを魅せるための収納にするか、どこからを使いやすい実用性重視の収納にするかということでした。

【魅せる収納】
ハイブランドのメイク用品はその容器の造形は芸術品。それをどう魅せるかが重要な要素になりました。

また、美容家の福井様はメイクを通してお客様をきれいにする、元気にするお仕事です。
その手段として、ライブ配信、SNSなどを通して商品の魅力を広く発信する必要があります。そこで商品を魅力的に見せる収納であることが重要になってきます。

【実用的な収納】
使いやすさだけを追求するなら、収納用品は軽いものが良い。
なぜなら総量が桁違いなため棚の荷重を考慮する必要がありますし、メイクのライブ配信などする場所に持ち運びが出来た方が良い。

また、メイク用品は粉、リキッドとこぼれ落ちると拭き取りにくいのでキレイをキープできる必要があります。毎日のお手入れも十分考慮する必要があります。

完成した収納の一部

【魅せる収納】にするのか、【実用的な収納】にするのか、
その2つを兼ね備えた収納にするのか、またどの割合で掛け合わせるのか。
収納方法は幾通りもあり無限です。その境界線はお客様に合わせて変えています。

私たちリビング・ラボは、整理収納を通してモノの魅力を最大限に引き出したいと考えています。