全貌が見えない片付け作業は苦痛

整理収納アドバイザー、スタッフのモリです。
オンライン片付けレッスンの事例を紹介します。

オンライン片付けレッスン
S様 共働き
家族構成:旦那様とお子様2人(小2、保育園年長)

◆片付けた箇所
・食器棚カウンター
・キッチンカウンター
・ダイニングテーブルの上と引出し
・事務机の机上

共働きご夫婦にとって帰宅してからの子供を寝かせるまでの時間は本当に忙しいですね。
一度でも腰を下ろせば、疲れて動けなくなる。だからこそ一気にその日の家事と子供の世話を終わらせてしまいたい。

S様もそんな忙しすぎるワーキングママさんのおひとりです。
以前、訪問片付けレッスンを受講いただきました。
5時間レッスンを終え、モノの定位置は既に決まっており今も維持されていました。

そして今回のご依頼は前回範囲に入っていなかった箇所を、オンラインレッスンで自分で片付けたいというものでした。

◆困っていること
・ついついあれやこれや置いてしまう食器棚のカウンター
・テーブル上に散らかる家族の文房具類
・キッチンの横で物置化しているデスク
・その時によって量の増減があり溢れるお菓子類

◆レッスンポイント
・文房具の1軍と2軍、そしてストックに分ける
・ダイニングで作業していても片付ける時家族の誰もが素早く元に戻せるように配置する
・物置化しているデスク上のモノを誰のモノか家族別に分ける
・食器棚のカウンターに置くべきモノを厳選。そして自分の好みに合う収納を自分で選ぶ
・お菓子類は一番多い時のお菓子が全部入る収納で、かつ子供が取りやすい収納を自分で選ぶ

◆ビフォーとアフター

写真は食器棚のカウンターです。
以前は電子レンジ横の空いたスペースが『あれやこれや置き場』となっていました。
ここについつい置いていた食品、文房具、カトラリー、子供のいろいろ。

after

レッスンで『ここに置くべきでないモノ』をきちんと仕分けし、
『ここに置くべきモノ』の量を把握。
私どもから収納用品をいくつか提案した中から、カウンターを自ら採寸し購入。
ラベリングもされました。

【ここが重要!】
どうしたら片付くのか、片付けへのゴールまで私どもが導きますが、一つ一つ自分で考えることでご本人の経験となります。
失敗もあるかもしれませんが、まず自分で考えてみる。そして実行してみる。
そうすることで片付けが身につき、今後私どもの手を離れても自分で片付けられるようになっていただきたいと考えています。

◆片付けを終えて
『片付けが完了するまでどれくらいの時間がかかるかを把握できるようになりました。
なので、どれだけ疲れていても、散らかっているモノを定位置に戻すまで5分。その後掃除機をかけると5分。合わせて10分でキッチンダイニングが片付くなら今やってしまおう!と思えるようになりました。
今までは片付けに終わりが見えず気力がない時は始められない苦痛な作業でした。』

S様から頂いた感想です。

以前は
 疲れて片付ける気力がない
⇒片付け方を考える事さえできない
⇒片付けない
⇒部屋は散らかったまま翌日へ

現在は
 疲れて片付ける気力がない
⇒何も考えなくても手を動かして元の位置に戻すだけで片付く
⇒部屋のキレイがキープされる

皆さんも片付ける前からあれやこれや考えて疲れてしまい、片付けを始められなかった経験はありませんか?
片付けは考えなければいけないことも多いので体の疲労とは別に心も疲れてしまいがちです。

作業後、S様はモノの定位置と片付け手順を家族で共有されました。
家族で片付ければ片付けスピードは何倍にもなりますね。
片付け始めると“片付けたい気持ち”は伝染します。
片付けを小2の息子さんも自ら手伝ってくれるようになったそうです。

片付けの全貌を知る。
レッスンを通して体感頂けて嬉しいです。