【和室片付け事例・前編】片付けの鉄則『人のものは勝手に片付けない』

整理収納アドバイザーのスタッフ・モリです。
【訪問】片付け・整理収納サービスの事例を紹介します。

Y様 夫婦共働き
◆家族構成:ご夫婦、お子様3人(未就学児)
◆スタッフ2名×3時間作業
◆作業箇所:和室

片付けの鉄則の一つに、『人のものは勝手に片付けない』というルールがあります。

片付けの仕事をしていると、『夫、または、妻のものを片付けたい』というご依頼を頂くことがあります。

実はこれ、本当にやってはいけないことなのです。
モノには所有する主が必ずいます。夫婦、親子であっても主の許可なく取捨選択し、手放したりすると、お互いの関係に必ず不和が生まれます。不和がしこりとなって残り続けることもあります。

私たちリビング・ラボは、ご依頼頂いた方が主である所有物のみ片付けます。決して人のものは片付けません。(ここで言う片付けとは取捨選択し手放すことです)

今回ご依頼いただいたお客様は就学前のお子様が3人、5人家族の奥様、Y様です。フルタイムで働かれているY様。毎日仕事に家事に子育てにと大変忙しくされています。

ご依頼は『1階の和室を片付けたい』。
1階はこの和室と水回りのみ。荷物置きになってしまった和室を使えるようにしたいというご要望でした。和室の押し入れは全面開放出来るフルオープンタイプの扉。容量もたっぷりあります。

写真掲載の許可を頂いています

畳の上に置かれたモノ、押し入れに入っているモノを出し、大きく分類すると
①旦那様の思い出のモノ
②ストックの日用品
③ネット注文のペットボトル
④お雛様、五月人形
⑤アウトドア用品

この5つに分類できました。

冒頭にお話しした通り、人のものは勝手に片付けないが鉄則です。ですので、不在の旦那様の所有物は、まとめて、全て押し入れ下段右側に入れ直しました。

もちろん空間には限りがあります。限りなくモノを置ける倉庫は家の中に存在しません。
お子さんはまだ小さいですが今から成長につれ、体も身につけるものも大きくなり、モノの所有も増えていきます。
大事なことは空間の確保です。

まとめた旦那様のモノは一度見直して頂きたい。そして、減らせるようなら中段のお雛様を下段に移動できるくらいの空間分を空けて欲しい。と、Y様に伝言をお願い致しました。

出来るか出来ないかは別として、一度空間の確保を念頭に自分のモノを見直す事がとても大事なのです。

後編に続きます。